ぴかぴか日記

お腹の中で元気がなくなったけど頑張って生まれてきてくれたぴーこちゃんについて綴ります。

ぴーこちゃんの先生の話

今日は気分を変えて、
ぴーこちゃんの主治医、T先生の
お話をしたいと思います。



お母さんとぴーこちゃんが
先生と初めて会ったのは、
ぴーこちゃんが生まれた日。



胎動がなくなったのに気づいて
かかりつけの産婦人科を夜間受診して
お母さんとお腹の中のぴーこちゃんは
国立病院に搬送されました。



手術が始まる前、横たわってるお母さんに

「赤ちゃんの担当をします、小児科のTです。」


と小柄な女性がひょこっと挨拶をしてくれました。(本当にそんな感じでした)

それが先生との出会いでした。



手術は30分もかからなかったと思います。


「生まれましたよー女の子です。
おめでとうございます。」


ぴーこちゃんは全身紫色でぐったりしていて、
息をしてませんでした。


すぐにT先生が人工呼吸器につなげる
処置をしてくださいました。


お母さんは、生まれたときの
ぴーこちゃんを見られませんでしたが
その様子は
後ろにいた麻酔科の先生が、
逐一説明してくれていたのでわかりました。


10分くらい経って、
T先生がぴーこちゃんを抱っこして
私のもとにやってきました。



小さくてよくわからない管に繋がれてて
驚いてぼぉーっと赤ちゃんを見てると


「触ってあげて」


とはっきりした声で言われて
慌てて我に返りました。


「がんばったね。」

と、ぴーこちゃんにひと声かけて
頭を撫でてあげました。

そして先生がまたすぐに連れていきました(笑)




今やもうT先生とは半年もの付き合い。
面会の日は
お父さんより先生と話してる時間のほうが
多いかもしれません😂


先生があの日、たまたま夜勤で
ぴーこちゃんの担当になってくれて
良かったなって思うことがたくさんあります。


一番良かったと思うことは
本当に熱心なところ。
ぴーこちゃんと私達家族のため、
一生懸命やってくださいます。



前回の記事に書いたとおり、
ぴーこちゃんが退院したあとの
預かりサービスがなかなかないことは
先生もとても心配してくれてました。
私達よりも、心配していたくらいでした。


福祉サービスで受け入れが難しいことを知って、
先生のルートでも、色々調べてくださいました。
結果は残念だったのですが
退院後のことを考えて
ここまでしてくださるお医者さんって
そんなにいらっしゃらないんじゃないかな、
って思います。
この話には続きがあるのですが、
それはまた今度の機会にします。


生後二日目で動きの少ないぴーこちゃんに
リハビリの先生をつけてくれたり
(すごいエリート教育ですよね)
首も座ってないのに、ちょっと座る練習をしてみましょうとか。。。


色々積極的に考えて動いてくれるので
普通の子のような成長とは違うけど
ぴーこちゃんなりの成長を感じたり、
あれ?きつそうだね、
今日は調子よくないね、
とかいうのがわかったり
面会時間がとても充実してます。


一番記憶に残ってることがあります。
ぴーこちゃんが生後3ヶ月で、
手術をするため大学病院に転院するとき
最後、先生が握手を求めてくれてました。

今まで頑張ったよね、これからも頑張ろうね、の握手でした。

先生の顔を見たら、目に涙をためていました。

私も泣きました。
(術後の経過が良くて、10日後には先生のいる病院に戻ったのですが笑)



振り返ったら枚挙に暇がありません。


そんな先生と入院生活を過ごしてる
ぴーこちゃんですが
先生が来ると、緊張が入ったり
脈が高くなったり、顔が赤くなったり
ちょっとどきどきしてるみたいです。
なにかされる、と思ってるのでしょうか。


先生のこと、わかってるようです(笑)



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