ぴかぴか日記

お腹の中で元気がなくなったけど頑張って生まれてきてくれたぴーこちゃんについて綴ります。

津久井やまゆり園事件から5年

津久井やまゆり園事件から、

昨日で5年が経ちました。

 

できるだけこのブログは

ぴーこちゃんに起こったことや

事実を中心に書きたいと

心がけていますが

今日は私の思いを書きたい思います。

 

 

 

 

元職員が起こしたこの事件に

当時大変な衝撃を受けました。

 

「障害者は不幸を作る」

 

被告の発言は大きく取り沙汰されました。

 

あまりにも過激な思想で

びっくりしたのを覚えてます

当時も絶対違うと思いました。

でも自分自身で障害のある方との生活を

あまり想像することができなくて

悶々としました。

 

でも今ならわかります。

 

障害者の

親や家族は介護で大変だと思います。

障害を受け入れるのに

時間がかかるかもしれない。

安心して眠れる日も少ないかもしれない。

本人と意思疎通を図ることは

難しいかもしれない。

周りと比較して落ち込むかもしれない。

周りから冷たい目で見られるかもしれない。

冷たい言葉を投げかけられるかもしれない。

 

でも、大変だけど

それは不幸とは違います。

周りには必ず

愛してくれる人がいます。

助けてくれる人がいる。

気にしてくれる人がいる。

 

 

被害者の中で19歳の美帆さん

という方がおられました。

 

その方のお母様が

2020年2月の裁判で意見陳述をされてます。

 

 

「私は娘がいて、とても幸せでした。

決して不幸ではなかったです。

『不幸を作る』とか勝手に言わないでほしいです。私の娘はたまたま障害を持って生まれてきただけです。

 何も悪くありません。(一部抜粋)」

 

当時この内容を聞いたときも

共感を覚えたのですが

今改めて読み返すと

お母様の思いが痛いほどわかります。

 

他人から見たら

娘も何も反応ができない

可哀想な子かもしれません。

 

私も娘を産んでしばらくは

何も反応がなくて辛い、と思いました。

今まで誰にも言えなかったけど

娘は生きている意味はあるの?

とも思いました。

 

でも、看護師さんが

普通の赤ちゃんと変わらず

当たり前のように娘に話しかけて

かわいいねって言ってくれて

少しずつ気持ちが変わってきました。

 

だっこすると呼吸が楽そうになったり

話しかけると手足に少し力が

入ることがあったり

お風呂に入れると全身の力が抜けて

表情が緩んで見えたり。

 

一見何も変わらないように見えて

ちゃーんと、

その人なり変化があります。

それを見て、周りは嬉しかったり

悲しくなったりする。

 

ちゃんと一人の人間として

しっかり私達の中に存在してます。

 

だから、そんな人たちのことを

不幸にする存在って

勝手に決めないでほしい。

 

辛いことや大変なこともたくさんあると

思うけど

その分楽しいことや嬉しいことも

あるでしょう。

 

 

ただ、そういうことを知らないと

障害者はいらない、とか

優生思想とか

恐ろしい思想になってしまうんだと

思います。

 

だからぴーこちゃんがお家に帰ってきたら

たくさんお外に連れていきたいし

お兄ちゃんのお友達もお家に呼びたいし

色んな人に知ってほしいと思います。

 

わたしのできること、したいことです。

 

 

読んでいただいてありがとうございました😊

 


f:id:peperintan:20210727150528j:image